PCB廃棄物処理事業

北海道事業部会議事要旨(平成15年8月22日開催)

PCB廃棄物処理事業検討委員会 JESCOの事業の枠組みと特徴 事業の進捗状況 5事業関連リンク
 
 

環境事業団
ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会
北海道事業部会議事要旨

 
1 開催日時 平成15年8月22日(金) 15:00~17:00
   
2 開催場所 KKRホテル札幌 3階「鳳凰」
   
3 出席者 1)委員 森田主査、田中副主査、細見委員、空閑委員
2)特別委員 松岡特別委員、山田特別委員
 
4 議題
  〈公開〉
(1) 北海道事業に係る検討事項について
(2) その他
 
5 概要
  (1)    北海道事業に係る検討事項について
事務局より、①既存施設における積雪寒冷地対策等、②PCB廃棄物の保管状況と冬季の搬入、③地域産業の中でのリサイクルについて、事務局の行った調査結果を説明。
  併せて本日の会議に先立ち、コンクリートの凍害に関する有識者(北海道大学大学院工学研究科 名和助教授)の意見を部会として伺った結果、施設の凍害対策が重要であることが明らかになった旨を報告。
主な意見は次のとおり。

・処理能力が小さいので搬入による偏りがあると考えられる。搬入が一定であれば分解処理もしやすいので、その点も考慮してストックを考えてほしい。

・北海道の処理計画では室蘭に近い地区から先に、遠い地区が後になっているが、遠いところばかり残って、うまく供給されないということにならないようにバランスをとることが必要。

・ストックヤードは必要だが大きくすればいいというものではなく、搬入の仕方と合わせてストックヤードの大きさを最適化すべき。

・地域の事情によりPCB処理工程の排水が出せないのは結果として仕方ないが、予定地周辺の工場でも処理した水は排出しているはずであり、すべての工場排水がクローズドではないことは明らかにしておきたい。

・本日の発寒清掃工場の調査や名和先生の意見を踏まえると、北海道事業の処理施設において考慮すべき凍害対策等はいくつかの類型になると思われるので、有効な議論ができるように次回までに事務局で整理してほしい。

・室蘭における地震の問題について過去の地震の状況を調べて整理しておいてほしい。
 
(2)    今後の予定
次回は本日の意見を踏まえて、建物の凍害対策を中心に事務局でさらに調査を行い北海道事業の処理において考慮すべき事項を整理するとともに、処理技術保有企業に対して、地域の条件を踏まえた処理システムの考え方についてヒアリングを行う予定。ヒアリングは企業秘密を取り扱うので非公開とし、10月7日に開催することとする。
 
問い合わせ先
  環境事業団 北海道事業所
ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会 北海道事務局
担当:江口 Tel:0143-42-4400 Fax:0143-43-6300
e-mail:eguchi@jec.go.jp
 
 
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