PCB廃棄物処理事業

豊田事業部会議事要旨(平成15年3月10日開催)

PCB廃棄物処理事業検討委員会 JESCOの事業の枠組みと特徴 事業の進捗状況 5事業関連リンク
 
 

環境事業団
ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会
豊田事業部会議事要旨

 
1 開催日時 平成15年3月10日(月) 15:30~17:30
   
2 開催場所 豊田市 名鉄トヨタホテル 7F「金扇」
   
3 出席者 田中主査、原口副主査、川本委員、
森委員、近藤特別委員、成田特別委員
 
4 議題〈公開〉
  (1) 豊田市紛争予防条例への対応について
(2) 報告書のとりまとめについて
(3) その他
 
5 概要
  (1) 豊田市紛争予防条例への対応について
事務局より、資料に基づき紛争予防条例に関して環境事業団が行ってきた手続きについて説明するとともに、関係住民からの意見とそれに対する環境事業団としての対応方針について説明。
主な意見は次のとおり。
 
・  なぜPCB処理が急がれるのか、PCBの長期的な毒性のことをしっかり説明すべき。
 
・  収集運搬は環境事業団が行うものではないが、住民の関心も高いので、県・市の役割を説明していくことが重要。
 
・  マニュフェストの徹底など収集運搬の課題は、国が作成中のガイドラインによりしっかり手当してほしい。

(2) 報告書のとりまとめについて
事務局より、資料に基づき豊田事業で整備する処理施設の処理方式、技術的な条件等についてとりまとめた事業部会報告書案について説明。
これらの意見を踏まえて報告書の最終的なとりまとめを行うこととし、具体の修文及び公表の方法は、主査に一任のうえ速やかに内容を確定して公開することを了解。
主な意見はつぎのとおり。
  
・  特に空間的な制約を考慮して、処理施設に求める条件は実行可能なものであるかどうかという点も目配りしておくことが必要。また、必ず遵守すべき条件と提案者の裁量を認めるものを区別して提案者の工夫が活かせるようにすべき。
 
・  今回決定した処理方式等の基本的考え方の範囲内で、その時点における最新の技術を踏まえて設計を行うことにより、環境・安全に関するより高い性能が確保されるよう努めることが必要。
 
・  処理済み物を払い出す際には、判定基準に照らし確実に卒業判定を行うことが重要。
 
・  排気処理という点では、解体や洗浄工程における排気が重要であり、その意味からそれらの工程の作業環境モニタリングをしっかり行うこと。
 
・  施設の解体、撤去に関しても、設計段階で留意すべき点を明らかにしておくべき。
 
・  安全で確実な処理はもちろん重要であるが、処理事業を考えた場合に処理コストを抑制する観点も重要。
 
・  工事の受注者を選定する際に、技術提案の評価基準を明確にしておくことが重要。
 
6 今後の予定
  今後の事業部会については、事業の進捗に応じて適宜開催していくことを確認。
 
7 問い合わせ先
  環境事業団 豊田事業所
ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会豊田事業部会事務局
担当:五十嵐 Tel:0565-37-7226 Fax:0565-35-6568
e-mail:igarashi@jec.go.jp
 
 
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