中間貯蔵事業と放射線管理
放射性物質と放射線
中間貯蔵施設に輸送される除去土壌等には、放射性物質が含まれており、放射線を出します。
人体が受ける放射線量は、放射性物質を「取り除く」、「遮る」、「遠ざける」ことによって低減することができます。
図の出展:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r1kisoshiryo/r1kiso-09-01-01.html)
また、放射性物質は、時間の経過とともに放射線を出す力(放射能)が弱まります(自然減衰)。
図の出展:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r1kisoshiryo/r1kiso-01-02-07.html)
放射線について詳しく知りたい方は、環境省『放射線による健康影響に関するポータルサイト』をご覧ください。
中間貯蔵施設区域内の放射線
中間貯蔵施設区域内で測定している空間線量率(※)の長期的な変化をみると、全体としては空間線量率が低減しています。
(※)空間線量率とは、対象とする空間の単位時間あたりの放射線量のことです。

※測定条件:地上1m高さ
※2015年3月から除去土壌等の搬入開始
また下のグラフは、受入・分別施設で分別した土壌を貯蔵する土壌貯蔵施設の空間線量率の変化の一例です。施設整備により空間線量率は大幅に低減((1)→(2))し、また土壌の搬入を開始した後も減少傾向((2)→(3))となっています。

中間貯蔵施設では、中間貯蔵施設の区域境界や区域内の空間線量率のほか、地下水や河川などの放射能濃度などについてもモニタリングを行い、その結果を公開しています。
中間貯蔵施設及び周辺モニタリング
中間貯蔵施設区域の施設及びその周辺のモニタリング等の測定結果を検索できます。
リアルタイムモニタリング
中間貯蔵施設区域境界及び区域内における空間線量率のリアルタイム公開サイトです。
輸送路のモニタリング
輸送路における放射線モニタリングと、騒音、振動、大気質などの環境モニタリングの測定結果です。