用語集(PCB処理) は行
PCB処理事業をご理解いただく上で必要な用語の説明を掲載します。
暴露(ばくろ)
作業者がPCBやPCBをわずかに含む空気に直接さらされることをいいます。
抜油(ばつゆ)

バリアフリー
施設内での段差を無くすなど、お年寄りや身体の不自由な方が見学する場合に支障がないよう配慮した施設設計のことをいいます。
判定洗浄
金属製部材等の非含浸物が卒業判定基準以下に除染されていることを洗浄液試験法により分析するため、洗浄処理の後に判定洗浄槽で一定時間洗浄することをいいます。
反応媒体油
「ベース油」の項を参照願います。
非常用シャワー
作業従事者がPCBに汚染された油を浴びる等の事故が発生した際、付着したPCBを拭き取った後に洗浄するための設備をいいます。
ビフェニル
PCB等の有機塩素化合物において、脱塩素化によってPCB等は無害化されますが、この塩素を脱離した成分をいいます。
ヒューマンエラー
作業者が誤った機器の操作をするなどの人為的ミスのことをいいます。
負圧管理
大気圧より室内の気圧を低くすることにより、万一外壁などに穴が開いた場合でもPCB管理区域の空気が外部環境へ直接流出することを防止するように管理することをいいます。PCB管理レベルが高くなるに従い、室内気圧をより、低く設定しており、管理レベルが高いエリアから低いエリアに空気移動が発生しないようにしています。
フェイルセーフ
たとえ一つの誤動作やミスがあってもそれが事故に直結することがないように多重チェックを行うことや、安全側に働くように措置することをいいます。今回の計画では、センサーの二重化やインターロックシステム、異常時においても安全側に作動するシステム(停電時にはPCBの供給バルブを停止し、異常反応に繋がらないようにする)などを採用し、設備の制御系にフェイルセーフ機能を持たせています。
不浸透性塗床(ふしんとうせいぬりゆか)
万一PCBが漏洩した場合においても、PCBが床に浸み込むことを防止し、容易に拭き取りなどが行えるよう樹脂等を塗布した床のことをいいます。
プラズマ溶融分解法
北九州第2 期と北海道(増設)でのPCB 分解方法:中心温度15,000 ℃のプラズマ空気を照射して、炉内雰囲気1,200 ℃以上で、ドラム缶またはペール缶ごとPCB を溶解・分解する処理方式です。
プレスボード
紙を圧縮して板状に成型したもので、素子を固定するコンデンサ内部部材のことをいいます。「コンデンサ」の構造図を参照願います。
プレゼンテーションルーム
施設の概要、運転状況などを映像などにより分かりやすく紹介するための部屋のことをいいます。
分析器具洗浄排水
PCB等を分析する際に使用するガラス器具等を洗浄した際に発生する排水です。本施設では分析排水はタンクに貯留し、分析後に下水道に放流します。
分析廃水
PCB等を分析する際に使用したガラス器具等を溶剤で洗浄した後、最終的に水洗いした際に発生する廃水です。本施設では分析廃水はタンクに貯留し、卒業判定基準以下であることを確認した後に業者へ委託し、処分します。
分析廃水、分析廃液
分析器具洗浄溶剤、溶出試験に用いた水、硫酸処理した硫酸等が有ります。これらはタンクに貯留し、分析後に業者へ委託し、処分します。
放電コイル
コンデンサの短時間放電用に使用する機器のことをいいます。PCB入りの放電コイルは処理対象物のひとつです。
防油提(ぼうゆてい)

保管用トレイ
自動立体倉庫での処理対象物の保管や、前処理設備への搬送の際に油の漏洩を防止する為に使用するトレイ(立ち上がりのついた平たい皿)のことをいいます。
ポリマー(重合物(じゅうごうぶつ))
多数の分子が結合した重合物をいいます。今回の処理では液処理工程でPCBが分解されてビフェニルを生成し、これらが多数結合してビフェニルの重合物ができます。
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