プラズマ溶融分解工程

プラズマ溶融分解法は、安定器、感圧複写紙、汚泥、ウエス等、形態や性状の異なる多種多様なPCB汚染物等を処理できる技術です。
電気エネルギーにより発生させた高温のプラズマ(15,000℃以上)と溶融浴(約1,400℃)により炉内の高温を保持し、PCBを分解無害化します。
電気エネルギーにより発生させた高温のプラズマ(15,000℃以上)と溶融浴(約1,400℃)により炉内の高温を保持し、PCBを分解無害化します。
プラズマ前処理
蛍光灯の安定器、PCB汚染物はグローブボックス内で搬入容器を開梱して、内容物の検査を行います。検査が済んだものは、汚染物の種類ごとに決められた量をドラム缶等に詰め替えます。
|
|
![]() ドラム缶の開梱 |
![]() 内容物の確認・詰替え
|
プラズマ溶融分解
ドラム缶等はそのままの状態で1缶ずつ、炉内へと投入されます。プラズマ溶融分解炉の内部ではプラズマアークと呼ばれる15000℃の熱を当てることにより炉内部を1400℃の高温にし、PCB汚染物をドラム缶・ペール缶ごと溶融分解・無害化することができます。 |
![]() ドラム缶投入
|

スラグの排出
溶融分解したものは溶融スラグとなり、一定量ずつ溶融分解炉から排出されます。 排出された溶融スラグは、冷却チャンバで冷却・固化されます。 スラグは、「卒業判定」と呼ばれる分析によって無害化されたことを確認後、払い出します。 払い出されたスラグは、受け入れ先で路盤材等にリサイクルされます。 |
||
![]() スラグの排出 |
![]() ドラム缶に排出 |
![]() 冷却チャンバー |
プラズマ溶融分解炉からの排気
プラズマ溶融分解炉からの排気は、恒温チャンバ・減温塔・バグフィルタ・触媒反応塔などの排気処理装置により、有害成分を除去したのち、大気放出しています。 | ||
![]() 恒温チャンバー
|
![]() バグフィルター
|
![]() 活性炭フィルター
|